将棋の墓は二本松市永田1丁目にある、正覚寺の境内にあります。

正覚寺・将棋の墓入口

正覚寺
正覚寺の写真

説明

墓の主は、佐久間庄九郎(さくましょうくろう)といい、二本松藩の算者(経理担当)である。
生まれつき戯言雑話にたけて、よく世間を歩き回り、彼の訪問先では、まだ何も話をしないうちに笑いが先立つといったほほえましい人物であった。
将棋が三度の飯よりも好きで、暇をみては将棋を楽しみ、将棋に明け暮れたと言っても過言ではなかった。
最期は、将棋をさしながら眠るがごとく大往生をとげたが、後に、弟子達が師をしのんでこの将棋の墓を建て冥福を祈ったのである。
墓石には、法名飛角院金銀桂香居士。俗名王歩抜佐久間庄九郎とある。
因みに、墓石は将棋の王の形で、台石は将棋盤。水入れは歩の形である。

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