智恵子の杜公園は、1994年に開園しあじさいロード、展望台、詩碑などがあります。
智恵子と光太郎が歩いたという「愛の小径(こみち)」を中心に敷地が広がっています。
「樹下の二人」(智恵子抄)詩碑
この詩碑は、1983年(昭和58年)に整備されたもので、詩碑は地元有志の出資によって建てられました。
鞍掛(くらかけ)石 舊跡(きゅうせき)の碑
ここは現在、鞍石山(くらいしやま)といわれております。
この山の石は、伊達政宗が二本松城主畠山氏を攻めた折、重臣の片倉小十郎がこの地に陣をおいて、 そこにあった石に馬の鞍をかけたという話があります。
中くぼみの滑らかな石面を持った花崗岩の巨石でしたが、 明治39年の不作の年に農民救済のため、その土の底の岩盤ごと東京の電車路の敷石用に切り出し売却されてしまいました。
忘れ去られることに危惧した地元の有志が建てたものが、 この鞍掛石舊跡(きゅうせき)の碑です。
鞍掛石は昭和初期まで面影を残していましたが、 現在はその痕跡も留めていません。 (説明板より一部抜粋)
鞍掛石舊跡の碑は「樹下の二人」の詩碑の近くです。
展望台(みはらしの広場)
詩碑のある場所から少し歩いた所に展望台があり、智恵子が住んでいた街を一望できます。
現在はここから主に阿武隈川、国道4号線、東北新幹線 阿武隈高地の山々などが見られます。