二本松市歴史資料館・図書館敷地内

二本松藩丹羽家上屋敷跡出土の石垣石材の写真
二本松藩丹羽家上屋敷跡出土の石垣石材

ここに展示されている石材は、発掘調査により二本松藩丹羽家上屋敷跡から出土した隣家の丹後(京都)峯山藩京極家上屋敷との境界石垣に使われていた石材の一部です。

出土した石垣は、明暦の大火(1657年)後に、元々の石材や建物の礎石等を再利用して積み直されたもので、多くに火を受けた痕跡が見られます。

(中略)

調査終了に際して、東京都教育庁・(財)東京都埋蔵文化センターの助言・協力を得て、平成19年10月23日付けで衆議院から石垣の一部を譲渡いただき、展示・公開に至りました。

礎石(久保丁門跡出土)の写真
礎石(久保丁門跡出土)

久保丁門は、寛永20年(1643年)に二本松藩主として入部した丹羽光重により城内整備の一環として久保丁入口に大手門(通称、坂下門)が新築されるまでの間、大手門の役割を果たした。

礎石は花崗(かこう)岩を約70センチ四方に整形し、中央に主柱用の14×11センチ、深さ9.3センチ、その斜め脇に支柱用の直径15.5センチ、深さ、5.5センチのほぞ穴をあけている。

主柱用の「ほぞ穴」の周囲には、39×30センチの柱を据えた痕跡が確認され、堂々たる門柱であったことがわかる。

なお、当門は天保5年(1834年)に改修されている。

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